韓国の農林畜産食品部と科学技術情報通信部は9月21日、近くの店舗の生鮮農畜産物の価格を確認できるアプリ「알뜰하게 장볼지도」を、5地域で試験公開したと発表しました。

試験地域は、京畿の水原市・江原の原州市・忠北の清州市・全北の全州市・慶南の昌原市です。

原典:農林畜産食品部・科学技術情報通信部 — ‘알뜰하게 장볼지도’ 앱 5개 지역 시범 출시

原典と表記

本記事は、韓国の科学技術情報通信部(MSIT)が公開した同じ発表の2つの版に基づきます。両省の韓国語の報道資料(PDF)と、MSITの英語の発表ページです。

アプリ名は韓国語の原文のまま表記しました。MSITの英語版はこのアプリを「Altteulhage Jangboljido」と表記し、おおよそ「賢く食料品を買うための地図」(編集部訳)という意味だと説明しています。

全国商用化の時期は、発表文では「来年下半期」と書かれています。記事では、発表の日付(2026年9月21日)から2027年下半期と表記しました。機関名、役職名、事業名は編集部の訳です。

出所の表示

出所は、科学技術情報通信部(MSIT)の発表ページ「Pilot AI App for Smart Grocery Shopping Launched in Five Regions」と、同じページに添付された報道資料「‘알뜰하게 장볼지도’ 앱 5개 지역 시범 출시」です。いずれもKOGL Type 1(韓国の公共著作物の利用許諾)の条件で利用しています。

近くの店舗の価格と割引情報、AIチャットの案内を提供

このアプリは、消費者が価格情報を手軽に確認・比較できるようにすることを目的としています。科学技術情報通信部の「AI民生10大プロジェクト」の一環として開発されました。

AI民生10大プロジェクトは、国民が日常でAIを実感できるサービスを素早く導入し、AI革新の恩恵を広げるための事業です。国民が効果を感じやすい分野を中心にしています。

両省によると、アプリは消費者の位置を基に、周辺の販売店ごとの生鮮農畜産物の価格を示します。割引セールの情報も提供します。

このほか、AIチャットと連携して、レシピやおすすめの購入先も案内するとしています。

科学技術情報通信部のイ・ドギュ情報通信政策室長は、このアプリの公開を同プロジェクトの第一歩と位置づけました。AIが国民の日常に近い分野で実質的な価値を生む、意味のある事例だとも述べています。

価格情報の協議体が発足、全国商用化は2027年下半期の予定

両省は、清州市のオソン・コンベンションセンター(OSCO)で試験公開の記念式典を開きました。式典には関係省庁・参加する流通業者・韓国マート協会・消費者団体協議会などが出席し、農畜産物の価格情報協議体の発足も記念しました。

この協議体は、農林畜産食品部・アプリの開発企業・参加する流通業者・韓国マート協会・消費者団体協議会などで構成されます。

式典の後、参加者は清州市のアサンマート・オソン店を訪れました。アプリが示す価格と店頭の実際の価格を比べ、情報の正確性を確かめる催しを開きました。アプリのダウンロードを呼びかける広報の催しも行いました。

ただし発表には、この比較の結果・参加する店舗の数・価格の更新頻度は示されていません。

両省は、試験公開と機能の補完を経て、2027年下半期に全国で商用化する予定です。農林畜産食品部のソン・ミリョン長官は、消費者の利便性を高める機能を試験期間中に最大限補うと述べました。

EDITORIAL VIEW

編集部の見立て

ここからは、上の事実をもとにした編集部の読みです。確認された事実ではありません。

この発表からは、韓国政府が生活に近い公共AIを、AIチャットだけでなく、店舗ごとの価格データとそれを扱う協議体を土台に組み立てようとしていると読めます。協議体に流通業者や消費者団体が加わっている点からは、価格データの提供と確認を官民で分担する形を想定しているとみられます。

ただし、発表には参加店舗の数、価格の更新頻度、正確性の確認結果、AIチャットの仕組みがありません。試験公開の成果や、全国商用化の予定どおりに進むかは、この資料からは判断できません。

確度 低限られた資料からの推測で、新しい材料が出れば変わりえます。

見立ての根拠にした資料
出典・更新履歴
  1. 農林畜産食品部・科学技術情報通信部 — ‘알뜰하게 장볼지도’ 앱 5개 지역 시범 출시一次資料 · 発表・更新 2026-09-21 / 確認 2026-10-03
  2. Ministry of Science and ICT (MSIT) — Pilot AI App for Smart Grocery Shopping Launched in Five Regions一次資料 · 発表・更新 2026-09-21 / 確認 2026-10-03

2026.10.03 10:54:原典を確認して初稿を作成しました。

NAOMI

仕組みと使い道

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